現役東大生もびっくり 驚愕の笠間

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讃岐典侍日記 (笠間文庫) [ 讃岐典侍 ]

笠間文庫 讃岐典侍 小谷野純一 笠間書院サヌキノスケ ニッキ サヌキノスケ コヤノ,ジュンイチ 発行年月:2015年03月09日 ページ数:231p サイズ:全集・双書 ISBN:9784305704245 小谷野純一(コヤノジュンイチ) 二松学舎大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了。

現在、大東文化大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 上巻(五月の空も/六月二十日のことぞかし/かくて、七月六日より/明け方になりぬるに/かくおはしませば ほか)/下巻(かくいふほどに/かやうにてのみ明け暮るるに/十九日に/十二月一日/十二月も ほか) 襲い来る病苦に呻きつつ、死に傾く堀河帝の姿に対して、“われ”は、何もなし得ないおのが無力感のまま、ひたすら、愛執の眼差しを注ぎ続けるほかはなく、病床に添い臥しながら、その体感を内奥に刻印するしかない。

生の側に取り残された“われ”は、堀河帝の魂に呪縛された日常のなかで、新帝に仕える身でありながら、しばしば、現実の時空から転出し、ありし日の帝の記憶に回帰せざるを得ないのだった。

愛が基底にながれる日本文学史上極めて稀有な日記作品。

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