片岡球子『富士』 【絵画・世界文化遺産】【通販・販売】
Item Number 26
■寸法(約):【画寸】29.5×40.5cm【額寸】47.5×58.5cm、重さ2.7kg ■特製木製額金泥仕上げ、黄布袋、吊り金具、紐付 ■協力・制作:共同印刷(株) ■お届けは受注から約2ヵ月後。
■発送手数料は1点につき648円(税込)をお申し受けます。
「絵画・掛軸」商品一覧にもどる文化勲章受章 片岡球子画伯『富士』 ■2008年に、百三歳で天寿を全うした片岡球子画伯。
画家として表現したいものを、存分に描ききった見事な生涯でした。
あまりにも強烈な個性ゆえに、片岡球子画伯の初期の画風は画壇からも批判。
しかし、新境地を開く度に作品は話題を呼び、ついには、現代日本画を代表する巨匠としての地位を片岡球子画伯は確立しました。
■本作品『富士』は、文化勲章受章画家であり、日本画壇の大御所的存在の片岡球子画伯の全盛期の傑作。
「再興第六十九回院展全作品集」の表紙を飾った記念すべき作品です。
富士の赤い山肌に、清々しさすら感じさせる白い雪。
悠久の霊峰富士の圧倒的存在感に、見る者の魂がゆさぶられます。
創作に生涯を捧げた片岡球子画伯その人の肖像を見るような、強烈な気迫が伝わります。
■百三歳の天寿—それは、単に長寿というだけではなく、自己の芸術創造にエネルギーを燃焼させた、芸術的にも実り豊かな生涯でした。
本作品『富士』は、そんな片岡球子画伯の天衣無縫の精神を凝縮した傑作です。
悠々たる存在感を示す、朱色の富士。
山肌を覆う雪は、金と銀に輝くかのようです。
富士の裾野は、深く澄んだ紺色。
目に飛び込んでくるばかりに大胆に描かれた松・竹・梅は、作者・片岡球子の人生への賛歌そのものです。
もはや、大きさや、輪郭にとらわれず、波うつような生命力や魂の歓喜を筆に込めて、全身でぶつけるように描かれた力強い作品です。
■本作品『富士』は、百歳を越えて、ますます創作活動に没頭した片岡球子画伯が、身近にいるような錯覚すら覚える作品です。
このまことに晴やかな傑作を、ぜひお手元にてご鑑賞いただきたいと存じます。
彩美版(美術印刷)。
片岡球子著作権継承者片岡雍子氏の承認印、エディションナンバー入り。
勲三等瑞宝章受章作家 片岡球子 略歴 明治38年、北海道札幌市生まれ。
大正15(昭和元)年、女子美術専門学校日本画科卒業。
昭和21年、安田靫彦に入門、第31回院展無鑑査出品作「夏」が日本美術院賞受賞。
昭和36年、院展出品「渇仰」が文部省買い上げ優秀美術品に。
この頃から火山作品制作、 第11回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
昭和41年頃から「富士山」シリーズを製作開始。
昭和50年、第59回院展出品作「面構 鳥文斉栄之」が第31回日本芸術院賞恩賜賞受賞。
昭和51年、秋の叙勲で勲三等瑞宝章受章。
昭和56年、日本美術院理事に就任。
昭和59年、再興第69回院展全作品集の表紙のため本作「富士」を描き下ろす。
昭和61年、文化功労者に選ばれる。
平成元年、文化勲章受章。
平成20年、103歳で死去。
叙従三位。
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東京書芸館 |
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194,400円(税込み) |